2011年6月16日木曜日

NHK「映像の世紀」


視聴者を釘付けにする充実の作品
「映像の世紀」




 普段あまりNHKなど観ない私ですが、15年ほど前にこの番組が放送されていたころは毎週のように夢中になって観た記憶があります。それが「映像の世紀」でした。
 内容は各回1時間半ぐらいのドキュメンタリー番組なのですが、今さらながらこの番組はコンセプトがしっかりしていてよくできていたと思います。20世紀の政治や紛争、国際関係等の様々な出来事を世界各国からの貴重な映像や回想録、証言を通して描いた番組だったのでした。

  こういう歴史的な映像を扱ったドキュメンタリー番組が陥りやすい傾向として、映像そのものがインパクトがあるだけに事柄だけを並べた説明的な番組になりやすいという欠点があります。また時間の制約上、膨大なアーカイブスからあれもこれもと断片的に盛り込んでしまい、結果的に何をいいたいのかわからない番組になってしまいやすいという盲点もあります。
 
 しかし、この番組は過度な演出や余計な説明は極力排除しながらも映像に多くを語らせ、静かな感動と余韻を記憶に留めさせることに成功したのです。企画や構成の素晴らしさ、音楽やナレーション、映像の演出の素晴らしさが相まってこれだけのものが完成できたのでしょう。
 シリーズ11巻はDVDでも発売されていますが、あまりにも高価なため一般的とは言えません。それよりはNHKオンデマンドのサイトで関心がある章を単独で購入(各巻¥200)されたほうが現実的かもしれません。






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2011年6月8日水曜日

交響曲第3番イ短調作品56『スコットランド』
















スコットランドの情緒を美しく描く交響曲


 メンデルスゾーンの作品は音の風景画と評されることがあります。前回お伝えしました、「序曲・フィンガルの洞窟」はまさにそのような作品の典型と言えるでしょう!しかも、すんなりと曲に入っていける敷居の低さはメンデルスゾーンの音楽の最大の魅力といってもいいのではないでしょうか!

 それは「真夏の夜の夢」、「ヴァイオリン協奏曲」、「交響曲第4番イタリア」等、メンデルスゾーンの作品に共通する魅力だと思います。もちろん決して曲の内容が薄味だというのではありません。思索的にねじれてないし、屈託のない素直な曲調なのです。おそらく自身もかなりピュアな性格だったのでしょう。


 特にここで紹介する交響曲第3番「スコットランド」は冷んやりとした空気感や霧にかすむ情景を、心の機微に重ね合わせながら哀愁を帯びたテーマとともに美しく描き出しています。メンデルスゾーンはよほどスコットランドの風景と情緒が強く心に印象づけられたのでしょう。この曲を最初に着手したのは1830年ですが、その後長い中断があり何と12年後の1842年に完成させています!いかにこの作品がメンデルスゾーンにとって重要な部分を占めていたかを物語っているように思います。


 第1楽章はそんなイメージが最もドラマティックに最高のバランスで捉えられた楽章といってもいいかも知れません。それに対して第2楽章はスコットランド民謡風の軽快なリズムも取り込みながら、暖かい春の兆しを感じさせるうれしく楽しい楽章です。第3楽章の神秘的で穏やかなテーマも一度聴いたら忘れられません。絶えず聖歌風のメロディが歌われ、平和な叙情詩のように時が流れていきます。そして第4楽章フィーナレ……。厳しく孤高な魂がうなりをあげるように音楽は展開し、曲の核心の部分へと到達します。するとホルンに導かれるように雄大で希望に満ちたコーダへと発展し曲は結ばれます。

  この作品は、繊細で悲哀に満ちたロマンチズムがまず要求されるのと同時に、生き生きとした色彩的な情感も要求されます。また願わくばスケールが大きく微動だにしない造形感覚があればさらに鬼に金棒です。しかし、実際にこのような条件を満たす演奏は本当に少なく、どこか片手落ちの演奏になってしまうのは致し方ないのかもしれません。


  そのような中で素晴らしいのはマーク指揮ロンドン交響楽団の演奏です。この演奏は弦がとても美しく、しなやかな音色とウエットな表情を醸し出しています。ホルンやファゴットも非常に深みのある響きを生み出し気持のいい空間を作っています。特に第3楽章は美しく、澄んだ情感に満たされます。ただ、第2楽章や第4楽章のコーダの部分はテンポがやや性急すぎて曲の魅力をいまひとつ味わえないような気もするのですが……。

 しかし、これら3つの条件を軽くクリアーしてしまっている指揮者がいます。それはオットー・クレンペラーです。決して曲に夢中になってのめり込むという指揮ぶりではないのですが、どこもかしこも意味深く豊かな音楽が鳴り響いているのです。たとえばフィナーレのコーダで雄大なテーマを奏するくだりも、普通であれば少しずつテンポを上げ盛り上げていくのが常道でしょう。しかし、クレンペラーの場合は一切テンポを変えることなく、ひたすら堂々と曲を謳いあげていくのです。
 そのコーダの何たる存在感!ここだけをとってもクレンペラーの偉大さは傑出しています。録音で有名なのは1960年にフィルハーモニア管弦楽団を振ったEMI盤ですが、6年後にバイエルン放送交響楽団を振ったライブ録音も甲乙つけ難い素晴らしさです。ただし、有名な第4楽章のコーダはクレンペラー自身が作った短調のままで曲を終了する版が使われています。これは作品の性格上、大変重要な部分ですのでおそらく賛否両論わかれるものと思います。









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2011年6月2日木曜日

『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』



   先日、国立西洋美術館で開催中の『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』に行ってきました。エッチングの作品が質量ともに大変に豊富で、これを見ればレンブラントのエッチングの真髄がある程度堪能できるのではないかと思います。
 何よりも興味深かったのはレンブラントが版画の材料として和紙を好んで使ったということです。『病人たちを癒すキリスト』『三本の木』や『イタリア風景の中の聖ヒエロニムス』等の有名な版画はオートミール紙、西洋紙の他にも和紙を使って制作されています。おそらく、レンブラントにとって和紙は微妙な諧調を柔らかく表現するのに適していたようで、明らかに他の紙との効果の違いが見てとれます。また、ドライポイントやエッチング、エングレーヴィングとさまざまな技法を用いることによって驚くほど明暗の効果や味わいが変わってくることにも気づかされます。
 特にエングレーヴィングで制作された作品は繊細で重厚な画面に水墨画のような柔らかな味わいも生み出していることに驚かされるではありませんか!!


 油彩画では『書斎のミネルヴァ』が構図、マティエール、色彩、重厚で風格のある表現とどれをとっても文句のつけようのない作品です。男性実業家を描いた『旗手(フローリス・ソープ)』は穏やかな表情の中に垣間みられる真摯な人柄が印象的です!


 また、今回の収穫のひとつはレンブラントの油彩画の名作、『ヘンドリッキェ・ストッフェルス』に出会えたことです。ヘンドリッキェの柔和で気品に溢れた表情……。その憂いを帯びた深い眼差しは見る人の心に切々と訴えかけているような気がいたします。まさに壁に掛けられた空間の空気を変えることのできるレンブラントならではの逸品でしょう!
 
 東京での会期は残すところ10日あまりになりました。「見ようか見まいか」と迷っている方も多いと思います。それでも結論から言えば多少無理をしてでもご覧になったほうがいいのではないかと思います。それほど企画展としては充実しておりますし、版画の制作の動機や紙による効果の違いを実感できる貴重な展覧会だと思うのです。


《病人たちを癒すキリスト(百グルデン版画)》
1648年頃、エッチング・ドライポイント・エングレーヴィング、278 x 388 mm
国立西洋美術館






《ヘンドリッキェ・ストッフェルス》
1652年頃、油彩・カンヴァス、740 x 610 mm
ルーヴル美術館/© 2006 Musée du Louvre/ Angèle Dequier

【東京展】
      公式サイト
開催期間  2011年3月12日(土)ー 6月12日(日)


【巡回】
開催期間  2011年6月25日(土)ー 9月4日(日) 
      名古屋展HPはこちら
開催場所  名古屋市美術館
      〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17番25号(白川公園内)
開館時間  午前9時30分 ― 午後5時(毎週金曜日は午後8時まで)
      *入館は閉館の30分前まで
休館日   毎週月曜日《ただし、7月18日(月)は開館、7月19日(火)は休館》
主催    名古屋市美術館、中京テレビ放送
後援    オランダ王国大使館




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2011年5月29日日曜日

フォーレ レクイエムニ短調作品48





   この作品は、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレの代表作です。レクイエムというと「死を悼む」とか、「葬葬曲」という認識が強いのではないでしょうか。
  そのせいかレクイエムというとどうしても重苦しい曲調になってしまうのが避けられないのですが、フォーレのレクイエムだけは天国の花園のように美しいフレーズが充満し、心を癒してくれるのです。
  特にフォーレの作品の場合は、深刻になりがちなカトリックの死者のミサから「怒りの日」の部分をそっくり省くという大胆な改変を行ったのです。そのため、当時のカトリックの寺院からは「死の恐怖が伝わってこない」とか「カトリック的ではない」という激しい叱責を受けたようです。しかし、フォーレはこの作品を典礼上の死者のミサとしてではなく、魂の永遠の平和を純粋に願った音楽として作曲したかったのだと思います。
いわば、寺院から依頼されて典礼上の不都合に眼をつぶりながら作られたレクイエムではなく、自らの想いや気持ちに正直に作られたレクイエム調の音楽といっていいのではないでしょうか。
ですから、通常のレクイエムとは違い、暗い影が無く、悲しみの中にも愛と希望が充満し、絶えず心地良い風や穏やかな陽射しに覆われているのです。

全曲中、特に印象的なのは第2曲のオッフェルトリウム、第3曲のサンクトゥス、第4曲のピエ・イエスではないでしょうか。オッフェルトリウムはグレゴリア聖歌のようなテーマをカノン風に歌い継ぐ出だしが神秘的で心に染みます。その後、中間部でバリトンの潤いのある歌から清澄なコーラスへと続くのですが、まるで天上から舞い降りた癒しの音楽のように聴こえ、その魅力にいつまでも浸っていたいと思えるほどです。
サンクトゥスもソプラノ、テノールの交わすように歌われるテーマが、ホザンナで最高潮に盛り上がり、感動的な余韻を残していきます。ピエ・イエスの懐かしい情緒を伴う澄んだソプラノの歌も最高です。


この作品はミシェル・コルボ指揮ベルン交響楽団、アラン・クレマン(ボーイ・ソプラノ)、フィリップ・フッテンロッハー(バリトン)、 サン=ピエール=オ=リアン・ドゥ・ビュール聖歌隊他(エラート、1972年)の演奏が今もって最高です。この曲の魅力を本当の意味で再認識させてくれた心の片隅にいつまでもしまっておきたい稀有な名演奏です。
何よりも清澄な空気を演出するコルボの指揮やオーケストラの響き、少年合唱の無垢な歌声の素晴らしさは改めて説明の必要はないでしょう。それほどこの演奏はレクイエムの持っている魅力をあますところなく表現し尽くしているのです。





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2011年5月25日水曜日

ワシントンナショナルギャラリー展



19世紀絵画の神髄を俯瞰できる展覧会



  ワシントン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する12万点の作品の中でも、特に質の高さと絶大な人気を誇るのが、その数およそ400点の印象派とポスト印象派の作品群です。本展では、その中から日本初公開作品約50点を含む、全83点を紹介します。
クールベやコローらバルビゾン派や写実主義を導入部とし、印象派の先駆者といわれるブーダンやマネを経て、モネ、ルノワール、ピサロ、ドガ、カサットら印象派に至り、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、スーラなど、それぞれの表現によって印象派を乗り越えていったポスト印象派に続きます。
 17年ぶりに来日するエドゥアール・マネの《鉄道》、日本初公開のフィンセント・ファン・ゴッホの《自画像》、ポール・セザンヌの《赤いチョッキの少年》、そして同じくセザンヌが父を描いた初期の名作《『レヴェヌマン』紙を読む父》など、いずれもワシントン・ナショナル・ギャラリーの「顔」、美術史において印象派、ポスト印象派を語る上で欠かせない名作の数々です。まさに、「これを見ずに、印象派は語れない」。(展覧会サイト・みどころより) 



エドゥアール・マネ 《鉄道》1873年 油彩・カンヴァス
National Gallery of Art, Washington Gift of Horace Havemeyer in memory of his mother, Louisine W. Havemeyer





フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》1889年 油彩・カンヴァス
National Gallery of Art, Washington Collection of Mr. and Mrs. John Hay Whitney






ポール・セザンヌ 《赤いチョッキの少年》1888-1890年 油彩・カンヴァス
National Gallery of Art, Washington Collection of  Mr. and Mrs. Paul Mellon,
in Honor of the 50th Anniversary of the National Gallery of Art








ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション



会期:   2011年6月8日(水)~2011年9月5日(月)

会場:   国立新美術館 企画展示室1E
      東京都港区六本木7-22-2
開館時間: 午前10時~午後6時 
      ※入館は閉館の30分前まで
休館日:  毎週火曜日
主催:   国立新美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社

観覧料金: 一般1,500円(1,300)、大学生1,200円(1,000)、
      高校生800円(600)円
      ※中学生以下無料
      ※( )内は前売/20人以上の団体料金
      ※障害者手帳をご持参の方と付き添いの方1名は無料
      ※7月16日(土)、17日(日)、18日(月・祝) は高校生無料観覧日
      (学生証提示が必要)
問い合わせ:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
公式サイト:国立新美術館 

交通:   東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口
     (美術館直結)
      都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
      東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
      アクセス





巡回:   京都市美術館(京都市左京区・岡崎公園内)
      2011年9月13日(火)-11月27日(日)


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 ワシントン・ナショナル・ギャラリー展は日本で初公開の作品が多く、歴史的に見ても重要な位置づけにある作品が展示されるようです。しかも19世紀の印象派からポスト印象派に至る絵画史の中で最も重要なターニングポイント期にあたる作品が中心になります。画家達が生きた当時の歴史的背景と重ね合わせて鑑賞すれば、なぜそのような絵を描くに至ったのか……。画家達の熱い鼓動や想いが聴こえてくるかもしれません!



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2011年5月23日月曜日

マーラー 交響曲第6番イ短調







  マーラーの交響曲が今アツイです!確かマーラーブームが始まったのは1980年代の後半だったように記憶しているのですが、2000年代に入ってからその勢いはまったく衰えることなく、現在はピークに達しようかという勢いです。もちろんレコーディングも多く、毎月各レーベルから新譜が5〜7枚出ることも珍しくありません。日本でのコンサートも多く、しかも実力派指揮者が交響曲シーリーズとして録音も兼ねて指揮することも珍しくない状況です。現代は本当にマーラー交響曲百花繚乱の時代と言っていいのかもしれません。

  今、何故これほどマーラーの交響曲がクラシックファンの支持を得ているのでしょう?
 まず思い浮かぶのは一般のクラシック音楽にはない柔軟性の高さやユニークな曲想があげられるのではないでしょうか。
 たとえば、突然スペクタクル映画の効果音のようなメロディが現われたかと思えば、コミカルな経過句があらわれたり、ディズニー映画を思わせるファンタジックな曲調も顔を覗かせる等、その音楽の要素は一筋縄ではいきません。しかし、この不意打ちのようなさまざまな要素は意外に現実味を帯び、多くの人の共感を呼んでいることも間違いないのです。
 そして古典の交響曲作品のように、弦楽器中心ではなく金管楽器や木管楽器が対等のレベルで活躍し曲を盛り上げるところも、多様な価値観が渦巻く現代にあっては非常に大きな魅力になっているのだと思います。
 
 逆説的にいえば、モーツァルトやベートーヴェンの場合は外観があまりにもすっきりしているため本質をしっかり捉えていないと思わぬ大失敗する恐れも多く、リスクを抱えやすいのです。
  しかし、マーラーの場合は楽器の数が圧倒的に多く、演出効果も加味しながら大編成で演奏されることが多いためにマーラーの音楽に心底共感し、理解している人ならば名演奏になる確率が非常に高くなるのです。
 マーラーのスコアに対する指示も大変に細かく、それを見ても作品の全体像がある程度わかってしまうほどです。マーラーの曲に対するこだわりは尋常ではなく、それは作曲家というより、指揮者的な観点が強いのかも知れません。

 ところで交響曲第6番はマーラーの中期の名作です。ただし、「第一・巨人」、「第二・復活」、「第四」、「第五」、「第九」、「大地の歌」のようにコンサートの花形的プログラムではありません。そのかわり、本質的なマーラーの人となりはこの作品で充分に味わうことができるでしょう。時に「晦渋すぎる」、「重々しくて愉しめない」という意見もあったりしますが、彼の最高傑作のひとつ「第九」に通ずる、虚飾を極力排除した深い表現は何度聴いても飽きません。

 第1楽章で現れる「アルマのテーマ」は愛おしさや哀愁を滲ませた美しいメロディですが、悲劇的で豪壮な行進曲風のメロディに代表される第1主題といい意味で対比され、マーラーがこの曲でいいたかった全体的なイメージが見渡せるようになります。
 第2、第3、最後の第4楽章と通常のマーラーとは違い古典的でありつつ抽象的な主題、旋律が続き、片時も息をつけない展開が続きます。


 演奏で忘れられないのはベルティーニが2002年に東京都交響楽団を振ったフォンテック盤です。取り立てて強い主張があるわけではありませんが、全楽章を通じ意味深く、豊潤な響きで貫かれています。何度も鑑賞に堪える素晴らしい名盤といえるでしょう。
 東京都交響楽団は現在もエリアフ・インバルの定期コンサートで素晴らしいマーラーの演奏を繰り広げています。



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2011年5月22日日曜日

クラシックの無料コンサート


意外に多い無料コンサート

  何気なくクラシックのコンサート情報を探していると、意外と知らなかった無料コンサートが多いことに気づかされました。しかも大体が昼休みを意識した肩の凝らない内容(45分から1時間くらいの演奏が多い)のものがほとんどです。時間さえ許せば、「いい時間」、「貴重な気分転換」が期待できそうなこういう機会をドンドン活用したいものですネ!

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◯ランチタイム・パイプオルガンコンサート(東京芸術劇場)

東京芸術劇場のランチタイム・パイプオルガンコンサートは、入場無料で12時15分から約30分間ほど演奏をお楽しみいただけます。 お客様のお時間に合わせてゆったりと気軽に音楽を楽しんでいただきたい。
そんな思いで続けてきたこのコンサートは、今年でなんと11年目を迎えました。
約9,000本のパイプから成る劇場のオルガンは世界最大級の規模を誇り、また歴史上異なるスタイルのオルガンをひとつにまとめるという発想から、二面で三つの様式を持つ非常に珍しいオルガンです。
それぞれのオルガニストが紡ぎだす音楽と、演奏者によって音色を変えるオルガンの魅力を是非お聴きください。(サイトより)

※東京芸術劇場は2012年9月まで改装工事中
http://www.geigeki.jp/saiji_002.html



◯ランチタイム・コンサート(東京オペラシティ)
【今後の予定】
5月30日(月)コンサートホール 3F  11:45~12:30 
情熱のバリトンコンサートvol.2 ~ソプラノゲストと贈るカンツォーネとイタリアオペラのひととき~

金 努 バリトン
沼生 沙織 ソプラノゲスト
岡田 真歩 ピアノ

(曲目)
オ・ソレ・ミオ
帰れソレントへ
オペラ「イル・トロヴァトーレ」より  2重唱 他
お問合せ/東京オペラシティレストラン&ショップ
TEL.03-5353-0700 東京オペラシティレストラン&ショップのページへ


5月24日(火)近江楽堂 12:30~13:00/13:30~14:00
フラウト・トラヴェルソ&チェンバロ ~バロック音楽の響き~

岩井 春菜  
染田 真実子  
岩井 春菜 フラウト・トラヴェルソ
染田 真実子 チェンバロ

お問合せ/近江楽堂 TEL.03-5353-6937
近江楽堂のページへ

東京オペラシティに関するお問合せ 東京オペラシティ商業テナント会事務局
TEL. 03-5353-0700(平日9:00~17:30)

◯オルガン プロムナード コンサート(サントリーホール)




木曜日のランチタイムに開催
   1991年10月より木曜日のランチタイムに開催しているオルガンの無料コンサート。パイプ数5,898本を持つ世界最大級のオルガンの響きをお楽しみいただけます。皆様に気軽に足を運んでいただけるように大ホールを開放、演奏中の出入りも自由です。
   近隣にお勤めの方々から遠方にお住まいの方々まで、多くのお客様にご好評をいただいています。各公演の曲目、出演者プロフィールは公演日1週間前より掲載します。

各日とも12:15開演 (12:00開場、12:45終演)
【今後の予定】
6月16日(木) オルガン:吉田愛
7月14日(木) オルガン:ドゥニ・ボルダージュ
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/060119.html


◯ティータイムコンサート(東京都交響楽団&東京文化会館)

東京文化会館大ホールロビーにて、昼下がりのティータイムコンサート(無料)を開催いたします。
(共催:東京文化会館) 
お早めにお越しいただくと、座ってご鑑賞いただけます。(都響サイト)
会場/東京文化会館 大ホール・ホワイエ
毎回13時開演、入場無料  (開場:12時30分)

【今後の予定】
2011年6月21日(火)13時開演(12時30分開場)
東京文化会館大ホール・ホワイエ
出演者 チェロ:松岡陽平
曲目 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4,5,6番より

http://www.tmso.or.jp/j/news/teatime.php


クラシックの無料コンサート&ワンコイン・コンサート(2014年2月)


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