現在開催中のこども展ですが、この展覧会のチラシやポスターを見てまずびっくりしたのはメインで使われている絵の凄さでした。一体、誰の絵なのかと調べてみると、これが何を隠そうアンリ・ルソーの絵だったのですね。 このルソーの絵を見る限り、「あれ?こどもたちが描いた飾り気のない絵を集めた展覧会かな」と思ったら、どうも様子が違うみたいでした……。つまり巨匠たちが描いた子どもをテーマにした絵の展覧会」と知って二度びっくり!
ルソーはパリの税関職員だったため、空いた時間で絵を描く「日曜画家」という異名を持ち、多くの人に愛された人ですが、それにしてもこの絵の存在感の凄さといったら……。本当に度肝を抜きます(恐るべし) !
いわゆる可愛いというのとはまったく違う…!? ルソーのいい意味での素人っぽさが絵に初々しい感動と屈託のない表情を与えているのでしょう。
さて、今回の「こども展」のように子どもをテーマにした展覧会って意外と少ないものです。 19世紀、20世紀の巨匠たちがどのような想いで子供たちに向かっていたのかを垣間見れる格好の展覧会かもしれません。
モネ、ルノワール、ルソー、マティス、ピカソなど錚々たる画家48人の巨匠たちが、可愛らしい子どもたちをモデルに描いた作品をご紹介。彼らはカンヴァスにどんな想いを刻み、描かれた子どもたちはそのとき何を想ったのか。作品に秘められたそんな両者の想いや絆に迫ります。オルセー美術館、オランジュリー美術館は勿論のこと、世界的にも有名なルーヴル美術館、マルモッタン・モネ美術館、そして画家の遺族が大切に所蔵し、美術館でも見ることのできないプライベートコレクションからの作品の数々が出展します。しかも、作品のおよそ3分の2は日本初公開という、この貴重な展覧会をどうぞお見逃しなく。 (美術館サイトより)
東京都港区六本木6-10-1 森タワー52F
会期 2014年4月19日(土)~6月29日(日)
入場料 一般=1,500(1,300)円
大学生=1,200(1,000)円
中高生=800(600)円
*( )内は前売/15人以上の団体料金
*小学生以下は無料
*障害者とその介護者1名は当日入館料が
一般¥750(税込)、大学生¥600(税込)、
中・高生¥400(税込)となります。
休館日 会期中無休
開館時間 10:00~20:00
問い合わせ tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 日本テレビ放送網、森アーツセンター、読売新聞社