2016年1月26日火曜日

『ボッティチェリ展』











時代を超えて私たちの心を
惹きつける画家

 名画『ヴィーナスの誕生』で多くのファンを持つイタリア・ルネサンスの巨匠ボッティチェリ。現在、東京都美術館で開催されている『ボッティチェリ展』は彼の絵の魅力が充分に堪能できる、ファンには必見の展覧会と言ってもいいでしょう!
 それにしてもボッティチェリの展覧会って、たびたび各地で開催されているような気がします。それくらい彼の絵には他にはない魅力が充満しているということなのでしょう……。
 説明的で複雑な描法は使わず、多くの人々を魅了したであろう美しく優しい肖像画や聖母子像は時代を超えて私たちの心を惹きつけます。イタリア・ルネサンスに咲いた詩情あふれる麗しい絵の世界はひとときの潤いを与えてくれるに違いありません。




 サンドロ・ボッティチェリ(1444/45-1510)は、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家として知られます。その作品は多くが板に描かれ、きわめて繊細であるため、まとまった数の来日はこれまでに叶いませんでした。日伊国交樹立150周年記念として実現する本展は、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業を一望する大回顧展です。フィリッポ・リッピの工房で修業を積み、生涯のほとんどをフィレンツェで過ごしたボッティチェリは、メディチ家の画家として名を馳せ、大型の祭壇画から私的な神話画まで、幅広い主題の絵画を手掛けました。同時代の芸術家たちが、遠近法や明暗法を駆使した自然主義的な表現に向かうなか、ボッティチェリは中世美術を思わせる装飾的、象徴的な様式を貫き、独自の絵画世界を作り上げます。本展においては、初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通して、ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介するとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせて展示し、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどります。 [公式サイトより]



会場      東京都美術館 
        東京都台東区上野公園8-36
会期      2016年1月16日(土)~4月3日(日)
入場料     一般=1,600円
        大学生・専門学生=1,300円
        高校生=800円
        65歳以上=1,000円
休館日     月曜日、3/22、(ただし、3/21、28は開館)
開館時間    9:30~17:30(金曜日は20時まで開館)
        *入館は閉館の30分前まで
問い合わせ先  03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催      東京都美術館、朝日新聞社、TBS
公式サイト   http://botticelli.jp/