2012年11月28日水曜日

「チョコレート展」



チョコの魅力に迫る展覧会


「チョコーレート展」公式サイトより



チョコレート好きな私としては、妙にこの展覧会気になります…!? 「食べ過ぎると鼻血が出るよ」と言われたり、「いくら何でもカロリーの摂り過ぎ」と言われることもしばしば……。 でも、何と言われようとやっぱりチョコレートは美味しい! 「ポリフェノール効果って風邪にいいんだよね!」とか「気分転換、疲労回復にバッチリ!!」と無理やり自分を慰め、苦しい切り返しをしながら、またチョコレートを頬張るのでした!

チョコって不思議な魔力(…じゃない魅力)を持った食べ物ですよネ! チョコの言葉の響き、チョコのあの形、あの口当たり…。本当に好物の人にはたまらないと思います! そしてこの「チョコレート展」! 徹底的にチョコの魅力を探り、体験する展覧会とあって、チョコーレート好きには生唾もののイベントになりそうです……。

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みんなが大好きなチョコレート!その魅力や秘密に迫る展覧会が、上野の国立科学博物館で開催中です。
エントランスでは、チョコレートで作られた「蒸気機関車」と「シロナガスクジラ」が お出迎え。そして、「チョコレート製の国立科学博物館」の門をくぐって入る会場内は、6つのゾーンで構成されています。原料のカカオについて学んだり、海外のチョコレートの歴史をそれぞれの時代の道具や食器で知ったりできます。
「チョコレートと日本」のゾーンでは、人気のチョコレート商品に関する懐かしいテレビコマーシャルや歴代のポスター、パッケージなども大集合。また、チョコレートができあがるまでの複雑な工程を、映像や音、匂いや風、温度の差などの演出効果で、まるで来場者自身がカカオ豆になった気分で疑似体験できるコーナーや、他では買えないチョコを販売しているチョコレートショップなどもあり、子供から大人までたっぷりと楽しめる盛り沢山の展覧会です。(design pocket news トレンド情報より)

国立科学博物館(東京・上野公園)
11月3日(土)~2013年2月24日(日)



2012年11月26日月曜日

ベートーヴェン ピアノソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」







ベートーヴェンの交響曲は素晴らしいのだけれども、いざ聴こうと思うとかなりの心の準備や集中力が必要……と思ったことはありませんか? 確かにベートーヴェンの曲は傑作揃いなのは間違いないのですが、とっつきにくさでも1級品……。
 ピアノソナタの「月光」、「熱情」や田園交響曲、ヴァイオリン協奏曲のようにあまりにも有名で絶えず耳にする作品はいいのですが、それ以外の作品は音楽の美しさ以上に精神的な緊迫感が気になってしまいます。

 芸術的な完成度や圧倒的な昂揚感において秀逸なオペラ「フィデリオ」が不人気なのも、エンターテインメント性(サービス精神と言ってもいいかも…)に乏しいことが最大の原因ではないかと思ってしまうのです!?
 しかし、そんなベートーヴェンの作品にもポピュラーな音楽はもちろん存在します。その代表例がピアノソナタ「悲愴」ではないでしょうか!

 「悲愴」ソナタは全体の音楽の流れも良く、スムーズに純音楽的な美しさを実感し堪能できる数少ない作品なのです。特に第2楽章アダージョの美しさは格別で、これまで様々なジャンルの音楽にアレンジされたりしています。このアダージョは、おそらくベートーヴェンでしか表現できない崇高なロマンと人間的な優しさを持った永遠の名旋律といえるでしょう!

 この頃のベートーヴェンは、いい意味での古典的な格調を軸にした音楽スタイルを持っており、後年の疾風怒濤、気宇壮大的な作品にはない純粋な魅力がふんだんに詰まっているのです。そして随所にベートーヴェンの誠実さがにじみ出た愛すべき作品と言っていいでしょう。

 演奏はバックハウスのステレオ盤(DECCA)の演奏が深い味わいを伝える名演奏です。スケールが大きく、格調高いピアノの響きはこの曲の本質をくまなく引き出している感じです。何度聴いても飽きない、ベートーヴェンの音楽の魅力に極め尽くされた演奏と言っていいかもしれません!