2017年11月15日水曜日

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」





ディエゴ・ベラスケス 《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》 
1635年頃 油彩、カンヴァス 211.5×177cm  
マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado


ルネッサンス、バロックの
名画の数々が集結

展覧会のタイトル、『ベラスケスと絵画の栄光』と聞くと、「そうか、ついにベラスケスの絵がたくさん見られるのか!!」と、小躍りして喜ばれる方もいらっしゃるかもしれません…。

でも実際は、タイトル名に巨匠の名前を冠していたとしても、蓋を開けてみたら巨匠の絵はたった2枚だった……ということも決して珍しくないことです。 それは歴史に名を刻んだ偉大な画家であればあるほど、美術館からの持ち出しには厳しい条件が付いてまわるし、さまざまなセキュリティの問題が絡んでくることが必至だからなのでしょう。

それでも、2018年の2月と6月に東京と神戸で開催される『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』では、ベラスケスの絵が7枚出展されるということで、これまでの事情からすれば破格の点数になるのかもしれません。

プラド美術館と言えば、かつてスペインが栄華を極めたフェリペ王時代のコレクションがベースになっています。ベラスケスをはじめとして、エル・グレコ、ゴヤのスペイン国内の巨匠、ルネッサンス、バロック時代の名画の数々を所蔵する、まさに西洋美術の歴史と文化を今に伝える美術館といっていいでしょう。
今回はベラスケス以外にもラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンス等の名画が堪能できます。



「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」

■東京展
会期:2018年2月24日(土)~5月27日(日)
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
時間:9:30~17:30(金・土は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日 ※3月26日(月)、4月30日(月)は開館
料金:
一般 当日 1,600円 前売・団体 1,400円
大学生 当日 1,200円 前売・団体 1,000円
高校生 当日 800円 前売・団体 600円
※中学生以下無料
※心身に障害のある方及び付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)
※団体は20名以上
※2018年2月24日(土)~3月4日(日)は高校生無料観覧日(入館時に学生証を提示)

■兵庫展
会期:2018年6月13日(水)~10月14日(日)
会場:兵庫県立美術館
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日 ※ただし祝日の場合は閉館、翌火曜日休館
料金:
一般 当日 1,600円 前売・団体 1,400円
大学生 当日 1,200円 前売・団体 1,000円
70歳以上 当日 800円 団体 700円
※高校生以下無料。 ※団体は20名以上。
※前売は一般、大学生のみ。前売券の販売開始は2018年春を予定。
※心身に障害のある方は各当日料金の半額(70歳以上除く)、その介護の方1名は無料。
※一般以外の当日券の購入および障がい者割引の適用には要証明。