形や模様に対する飽くなき追究と
調和とバランスを見出す面白さ
エッシャーの展覧会が来年6月の東京・上野を皮切りに各地で開催予定です。
エッシャーと言えば「だまし絵」で有名ですが、もちろん漠然とトリック手法的な絵を描いた訳ではありません。
そこには形や模様に対する飽くなき追究がありますし、調和とバランスを見出す面白さや発見があるのです。
スペインのアルハンブラ宮殿で見たモザイク模様の数々に心奪われて、何度も訪れるうちに、彼はモザイク模様の探求を生涯をかけたテーマとして認識するようになります。代表作の『滝』や『相対性』はエッシャーのモザイクや幾何学形態的な考え方が行き着いた一つの結論と見ていいかもしれません。
2018年で生誕120周年となり、日本国内ではそれを記念して大規模な回顧展が開催されることとなりました。今回はイスラエル博物館のコレクションから代表作や、初期に関わった作品、直筆のドローイング等、貴重な資料も含めて、150作品が公開される予定です。乞うご期待!
生誕120年 イスラエル博物館所蔵
ミラクル エッシャー展
期間:2018年6月6日(水)~7月29日(日)
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
※大阪・福岡ほか巡回予定
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