2014年5月9日金曜日

Bunkamura25周年特別企画
 デュフィ展
 絵筆が奏でる色彩のメロディー






《ヴァイオリンのある静物:バッハへのオマージュ》 1952年
油彩、カンヴァス パリ国立近代美術館、ポンピドゥー・センター
©Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist. RMN-Grand Palais / Jean-Claude Planchet / distributed by AMF

デュフィの絵の魅力や本質を発見する

 デュフィほど音楽のメロディのように洗練された光と色彩を感じる画家はいません。 彼もまた絵からデザインに至る領域で、その可能性を極限まで突きつめた人だったのでしょうか……。
 これまでデュフィの絵はさまざまな展覧会で目にしてきましたが、個展として日本で開催されるのはこれが一体何回目になるのでしょうか…。

 センス抜群で感性は豊かだけれども、同時代のブラックやパウル・クレー、カンディンスキーやフォーヴィズムのマティス、ヴラマンク等に比べると際立った個性や主張が弱い画家だと思われてきました。ところがこの展覧会ではデュフィはさまざまな技法を研究し、吸収しながら絵の中に意欲的に採り入れてきたことが伝えられています。
 ここで紹介される彼の絵の遍歴は改めてデュフィの絵の魅力や本質を発見するいい機会になるのかもしれませんね。




 ラウル・デュフィ(1877-1953)は、明るい色面に軽快な筆さばきで線描をする独特の様式で知られ、日本でも人気の画家です。1920年以降、地中海のまばゆい光と解放的な風土、演奏中のオーケストラや行楽地の風景を主題とした作品で、その様式を開花させました。
 本展は、故郷のル・アーヴルを出てパリ国立美術学校に入学する1899年から晩年に至るまでを紹介する回顧展です。フォーヴィスムとの出会い、ブラックと共に行ったレスタックでの制作、アポリネール『動物詩集』のための木版画制作、そしてポール・ポワレとの共同制作によるテキスタイル・デザインなど、造形的な展開を丁寧に検証することで、色彩と光の戯れの向こうにある画家の本質を引き出します。(公式サイトより)



Bunkamura25周年特別企画

デュフィ展

絵筆が奏でる色彩のメロディー


【開催期間】
2014/6/7(土)-7/27(日)
*7/2(水)のみ休館


【会場】
Bunkamuraザ・ミュージアム

【開館時間】
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)


【入館料】
一 般    (当日)1,500円 (前売り)1,300円
大学・高校生 (当日)1,000円 (前売り) 800円
中学・小学生 (当日) 700円 (前売り) 500円
◎団体は20名様以上。電話でのご予約をお願いいたします。
(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413)
◎学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。


【販売期間】
前売券:2014年4月4日(金)-6月6日(金)
当日券:2014年6月7日(土)-7月27日(日)


【展覧会関連】






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