ソーシャルデザインが持つ意味
今、日本だけでなく世界的に本格化しようとしているデザインの動きに「ソーシャルデザイン」があります。「ソーシャルデザイン」とは社会の様々な問題や課題を克服するために、人々の心に調和や幸福感をもたらす行為やデザイン的な発想のことなのだそうですね。 つまり、問題があれば、それと直接向き合うことによって問題の要因を抽出してみたり、それを解消するために社会に呼びかけるムーブメントにデザインが大きく寄与することになる……ということなのでしょう。
現代は何事においても問題山積みで不確かで不安が充満している時代とも言われていますが、今月より銀座グラフィック・ギャラリーで開催される福島治さんの企画展がソーシャルデザインについて考え、解く大きな鍵になるかもしれません。
2011年~2013年/ unicef祈りのツリープロジェクト/ プロジェクト参加募集ポスター
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第331回企画展
明日のデザインと福島治[Social Design&Poster]
明日のデザインと福島治[Social Design&Poster]
2014年03月06日(木)~03月31日(月)
ソーシャルデザインという言葉との出会いと同時期に、「感謝」という言葉に心が目覚め、残りの人生を使って「デザインにおける社会貢献の可能性」を探求することを決心した福島治氏。
ソーシャルデザイン活動を始めて間もなく、東日本大震災が発生し、福島氏もデザインを使った支援活動をいくつか立ち上げました。“デザインによる支援活動は、グラフィックデザインの本質的な役割をもう一度考える機会となり、その中で、社会が必要とするデザインとは何かが、少しずつ理解できるようになってきた”、と語る福島氏。
本展覧会では、小規模でも素晴らしい活動を行っているNPOにデザインの力で寄付を集める、新しく立ち上げたソーシャルプロジェクトを中心に、2011年から継続している祈りのツリープロジェクト等、これまで手探りで生み出してきたソーシャルプロジェクトをご紹介します。また併せて、25年の長きに渡って共に歩んできた、劇団山の手事情社の公演ポスターを一挙公開します。
グラフィックデザインという仕事と真摯に向き合い、一過性のものではなく、明日へと繋がる道標として創作し続ける、福島治氏のデザイン精神に触れてください。
また展覧会に併せ、『gggBooks-109 福島治』を刊行します。(公式サイトより)
会場
〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
tel. 03.3571.5206
11:00a.m.-7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで)
休館:日曜・祝日 入場無料
巡回
dddギャラリー第199回企画展
2014年6月27日(金)~7月31日(木)
11:00a.m.- 7:00p.m. (土曜日は6:00p.m.まで)
休館:日曜・月曜・祝日 入場無料
〒550-8508 大阪市西区南堀江1-17-28 なんばSSビル
tel.06.6110.4635
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