2013年6月16日日曜日

独断で選ぶ俳優の名演技が印象的な映画BEST10




以前の音楽が印象的な映画に続き、今回はやはり「独断で選ぶ俳優の名演技映画BEST10」を選ばせていただきました。選んだ結果を見て、相変わらず古い映画ばかりで……、2000年代はおろか1980、1990年代の映画が一作も無いという事になってしまいました。
これでは「クラシック映画BEST10だろ!」と言われても仕方がないのですが、やはり自分の気持に正直に選んだ結果なので仕方がないか(?)と思っています。





(エデンの東 ジェームス・ディーン
まさにこの映画の主役を演じるために生まれてきたように思えるジミーのハマり役。どこからどこまでが演技でどこまでが本当の彼の姿なのかわからなくなるほど…。この1作だけでも彼の名は人々の心に永遠に記憶されることでしょう。

(ローマの休日 オードリー・ヘップバーン)
この映画はヘップバーンの存在なくしては成立しない映画でしょう。それほどまでにヘップバーンの魅力に世界中が瞠目したのでした。ヘップバーンを起用したワイラーのキャスティングも見事。キュートな女性を演じながらも女王役としての気品も兼ね備えた彼女の魅力が最高に引き出された映画。

(秋のソナタ イングリッド・バーグマン)
往年の名女優バーグマンが親子の心の葛藤を描いた作品に母親役で出演しています。かつてのヒロインとはかけ離れた姿にバーグマンの本気度が伺えます。

(野いちご ヴィクトル・シェストレム)
老いて人生の終焉に近づいた時、「自分の人生は何だったのだろうか」と苦悩する大学教授をシェストレムは人生をしみじみと語るように自然体で演じ切っています。この演技は深い内面の世界に光をあてた一つの奇跡といっても過言ではありません。

(太陽がいっぱい アラン・ドロン)
アラン・ドロンといえばこの映画。クールで孤独感を湛えた表情がこの映画に深い陰影をもたらしています!

(素晴らしき哉、人生! ジェームズ・スチュワート)
様々な挫折を経ながら立ち直っていく主人公を振り幅の大きい感情表現で、共感を持って演じています。

(老人と海 スペンサー・トレイシー)
一人で登場するシーンが全編のほとんどを占めているという異色の映画。当然俳優の存在感と並外れた力量がなければ持たない映画であることは間違いありません。

(道 ジュリエッタ・マシーナ)
マシーナの演じた愛らしく哀愁に満ちた不幸なヒロインはあの名曲と共に決して忘れることはできないでしょう。

(群衆 ゲイリー・クーパー)
正統的ハリウッドスターだったクーパーですが、やはりこういう良心的な役柄を演じると光るものがありました。

(アパートの鍵貸します ジャック・レモン)
笑いあり涙ありの傑作ですが、コミカルで憎めない人物像をレモンはいい味を出していました。





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