METライブビューイング【第6作】
アダムズ / ニクソン・イン・チャイナ(MET初演)
上映期間|2011年2月26日(土)〜3月4日(金)
上映時間|3時間56分/休憩2回
Nixon in China by John Adams
METライブビューイング第6作はアダムズの「ニクソン・イン・チャイナ」です。この作品は初演が1987年といいますから、公開されてからまだ20年ほどしか経っていません。つまり冷戦時代の真っただ中に上演されたことになります。この作品は当時非常に話題になり、1989年にグラミー賞現代音楽部門最優秀賞を受賞しました。しかも指揮が作曲のジョン・アダムズで、演出がさまざまなセンセーショナルな舞台を担当してきたピーター・セラーズということで非常に楽しみです。
【ストーリー】
1972年2月、北京郊外の飛行場にニクソン大統領が降り立った。毛沢東主席との会談が始まり、饒舌な主席の弁はニクソンを圧倒していく。愛国的な晩餐会ではお互いの国の平和に対して盛大な乾杯が行われ、翌日は“思想的”で“ハリウッド的”でもあるバレエを鑑賞する。毛沢東の妻による、欧米文化や“ブルジョワ的”なものを徹底的に排していく姿勢で作られたバレエは、またもニクソン夫妻にいいしれぬ感情を芽生えさせていく。そうした北京での日々を過ごし、彼らは果たしてその最後の夜に何を思ったのか?そして両国の和解への道は?
今や世界的神話―― 東西冷戦時代、ニクソン=アメリカ資本主義と、毛沢東=中国共産主義の歴史的邂逅を通じ、人間の真実を探求したJ.アダムズの代表的オペラだ。
今や世界的神話―― 東西冷戦時代、ニクソン=アメリカ資本主義と、毛沢東=中国共産主義の歴史的邂逅を通じ、人間の真実を探求したJ.アダムズの代表的オペラだ。
指揮:ジョン・アダムズ 演出:ピーター・セラーズ
出演:ジェイムズ・マッダレーナ、ロバート・ブルーベイカー、キャスリーン・キム、ジャニス・ケリー、ラッセル・ブローン、リチャード・ポール・フィンク
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