名画『無原罪のお宿り』が初来日/エル・グレコ展
サン・ニコラス教区聖堂(サンタ・クルス美術館寄託)
トレド、スペイン / 1607-1613 年/ 347×174cm /
© Parroquia de San Nicolás de Bari. Toledo. Spain.
エル・グレコは17世紀のベラスケスや18世紀のゴヤと並び、世界に名だたるスペインの巨匠の系譜を代表する画家です。ベラスケスの絵が気品に溢れたクラシカルな正統的絵画の代表であるとすれば、グレコの絵は大胆な構図やデフォルメ、輝かしい色彩で宗教画に革命をもたらしました。ピカソ、シャガールをはじめとする現代の画家たちにも大きな影響を与えています!
昨年の大阪展に引き続き、今回の「エル・グレコ展」では彼の名画「無原罪のお宿り」が出品されるそうです。16世紀の情熱の画家、エル・グレコの世界に触れる絶好の機会かもしれません。
没後400年を迎えるスペイン絵画の巨匠エル・グレコの大回顧展。
エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス、1541~1614年)は16世紀から17世紀にかけてのスペイン美術の黄金時代に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家の一人に数えられます。ギリシャのクレタ島に生まれ、ヴェネツィア、ローマでの修行を経てスペインのトレドにたどりついたエル・グレコは、揺らめく炎のように引き伸ばされた人物像が印象的な宗教画や、モデルの人となりをも描き出す独自の肖像画で、当時の宗教関係者や知識人から圧倒的な支持を得ました。ピカソら20世紀の巨匠たちからも、その作品は高く評価されています。
本展覧会では、プラド美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館など、世界の名だたる美術館やトレドの教会群から油彩およびテンペラ画51点が集結。高さ3メートルを超える祭壇画の最高傑作の一つ《無原罪のお宿り》も初来日し、国内史上最大のエル・グレコ展となります。[美術館サイトより]
会場 東京都美術館
東京都台東区上野公園8-36
会期 2013年1月19日(土)~4月7日(日)
入場料 一般=1,600(1,300)円
学生=1,300(1,100)円
高校生=800(600)円
65歳以上=1,000(800)円
*( )内は前売/20人以上の団体料金
*中学生以下は無料
*障害者とその介護者1名は無料(要障害者手帳)
休館日 月曜日(ただし、2/11は開館)、2/12(火)
開館時間 9:30~17:30(金曜日は20時まで開館)
*入館は閉館の30分前まで
問い合わせ tel. 03-3823-6921
主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NHK、
NHKプロモーション、朝日新聞社後援:外務省、スペイン大使館
0 件のコメント:
コメントを投稿