Divan Japonais(1892-1893) |
現在ロートレック展が開催中です!ロートレックはポスターの源流を作ったとも言われておりますが、その生き生きとした人物の表情や大胆な構図を捉えた抜群の観察力、人間描写力は見事の一言に尽きます。おそらくロートレックが現代に生きていたなら名立たるグラフィックデザイナーになっていたのではないでしょうか?彼の絵の色彩感覚、構図、発想力はとにかく観る人の心に強烈に印象づけます!
ロートレックという人がどのような創作の背景を持ち、あのような強い印象を残し、説得力のある絵を描いたのかを知る上では絶好の機会かもしれません。
会期中は夜8時(水、木、金曜日)まで開館しているので、お仕事帰りの方でも比較的見に行きやすいという、ある意味ありがたい展覧会です。
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三菱一号館美術館所蔵のトゥールーズ=ロートレック作品を紹介する初の展覧会となる本展では、19世紀末パリ、モンマルトルを華やかに描き出した代表的なポスターや、画家の芸術の革新性をもっとも顕著に示すリトグラフの数々から、およそ180点の作品を選りすぐって紹介します。本展では、これらのまとまったリトグラフコレクションを通じて、ロートレックの独自性と、現代にも通じるグラフィック・アーティストとしての造形感覚を検証します。
また本展では、三菱一号館美術館とアルビのトゥールーズ=ロートレック美術館との姉妹館提携を記念し、三菱一号館美術館所蔵のポスター・版画コレクションに加えて、ロートレック美術館より、家族と過ごしたアルビ周辺での日々やジョワイヤンとの友情を示す油彩等を展示し、画家の心の拠り所であった故郷アルビの街とパリ、モンマルトルの歓楽街での創作活動を対比的に再構成して紹介します。
世紀末パリの退廃的な夜の世界に浸った「呪われた画家」という、ロマン主義的な画家像とはまた異なる、親しみ深い様相に溢れた新たな「ロートレック」の世界をこの展覧会で発見していただけるものと願っています。(開催概要より)
会 期 2011年10月13日(木)~12月25日(日)
会 場 三菱一号館美術館(東京・丸の内)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間 水・木・金10:00~20:00/火・土・日・祝10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日 休館日:月曜休館
主 催 三菱一号館美術館、朝日新聞社
後 援 フランス大使館
特別協力 トゥールーズ=ロートレック美術館(アルビ)
協 力 エールフランス航空、J-WAVE
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料 一般(大人)1,300円 高校・大学生800円
小・中学生400円
公式サイト http://mimt.jp/lautrec2011/
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